宝石のお手入れとウィークポイント
宝石の種類にかかわらず、大切な美しさを保つ為には、取り扱いに十分注しましょう。
洋服も着ていれば、当然汚れます。宝石貴金属も付けていれば・・・
いつも洗濯機で服と一緒にに洗っているわ と言う人はいないと思いますが、
宝石のウィークポイントを知っていれば大切な宝石をいためずにすむことも、
最近家庭用の超音波洗浄機をお持ちの方も多数いらしゃると思います。
すべての宝石を洗浄できるわけではありません。お気を付けください。
また、宝飾店などによく売っている洗浄液で、液につけるだけというものもありますが、
ほとんどのものが酸化を除去するものです。
貴金属洗浄液になんでもつけちゃうの、という方がおられますが、
?です。
銀食器などの酸化した黒ずみをとりたいというなら有効ですが、宝石の汚れを取るという点では無効です。
無効だけならいいのですが、逆に有害な影響を受ける宝石もあることをお忘れなく。
超音波洗浄機に入れてはいけないもの | エメラルド、 トパーズ、 タンザナイト、 クンツァイト 、ムーンストン、 トルコ石、 ラピス・ラズリ、オパール 、珊瑚、 真珠、 こはく など |
化粧品類・ヘアスプレーや汗・酸など避ける | トルコ石、 ラピス・ラズリ、 オパール、 珊瑚、 真珠、 こはく、 エメラルド など |
酸化除去液に入れてはいけない | トルコ石、 ラピス・ラズリ、 オパール、 ペリドット、 アパタイト、 珊瑚、 真珠、 こはく など |
温泉に一緒に入ってはいけない | トルコ石、 ラピス・ラズリ、 オパール、 珊瑚、 真珠、 こはく、 エメラルド など |
形あるものです衝撃はどの宝石も避けたいものです。
柔らかい布やセーム皮でふくのはどの宝石にもベストです
宝石の硬さ
宝石の硬度とは、モース硬度のことで鉱物の硬さの程度を表す指標。
ひっかきにたいする 強さです。
耐久性は衝撃に対する強さで、ガラスや机のかどにぶつけた場合
亀裂や欠けたりする可能性があります。
硬度が高いからといって必ずしも耐久性が高いと言う訳ではありません。
小さな巾着袋などに、いくつもの宝石を一緒に入れておくと硬い宝石が、
やわらかい宝石を傷つけたりすることがあります。
ダイヤモンドはモース硬度10と地球で一番硬い物です。磨くにもダイヤモンドのパウダー
でなければ磨けませんが、衝撃によっては欠けたり、亀裂が入る割れるということもあります。
宝石名 | モース硬度 | 耐久性 |
ダイヤモンド | 10 | 強い |
ルビー・サファヤ | 9 | 強い |
アレキサンドライト | 8 1/2 | 強い |
エメラルド | 8 1/2〜8 | 弱い |
アクアマリン | 8 1/2〜8 | 普通 |
トパーズ | 8 | 普通 |
ガーネット | 7 1/2〜7 | 普通 |
トルマリン | 7 1/2〜7 | 弱い |
アメシスト | 7 | 普通 |
ひすい | 7〜6 1/2 | 強い |
ペリドット | 7〜6 1/2 | 弱い |
タンザナイト | 7〜6 | 弱い |
ムーンストン | 6 1/2〜6 | 弱い |
オパール | 6 1/2〜5 | 弱い |
ラピスラズリ | 6〜5 1/2 | 普通 |
トルコ石 | 6〜5 | 弱い |
パール | 3 1/2 | 弱い |
珊瑚 | 3 1/2 | 弱い |
こはく | 2 1/2〜2 | 弱い |
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